長野県飯山市にある洋菓子店「奥信濃BUNZO(ブンゾー)」は、日本の生チョコレートの生みの親である小林正和シェフのお店。
そんなBUNZOの生チョコレートに合うお酒と実食レビューを紹介します。
日本で生まれた生チョコレート
生チョコレートは、チョコレート生地に生クリームや洋酒を練り込み、柔らかい食感をつくり出したスイーツ。そのなめらかな口溶けとカカオの余韻が特徴です。
実は生チョコレートは日本で独自に発展したスイーツです。ショコラと似てはいるものの、微妙な違いがあります。
生チョコレートは、ガナッシュと呼ばれるチョコレートと生クリームを混ぜ合わせて作りますが、冷やして固めてカットされます。全重量の60%以上がチョコレート、10%以上が生クリーム、水分が10%以上。
一方、ショコラはチョコレートを素材としたスイーツ全般を指します。ボンボンショコラやトリュフなどが含まれ、チョコレートの種類やトッピングによって異なり水分量は通常3%以下と言われています。
そして、この生チョコレートは1988年に日本の洋菓子店「シルスマリア」でオーナーシェフを務めた小林正和シェフによって考案されたもの。
小林シェフは、チョコレートや生クリームの種類、固さ、粘り気を調整して、この美味しいスイーツの原型を作り上げました。興味深いことに小林シェフは特許を取得せず、広く広めるためにレシピを公開したそうです。
やわらかくて濃厚な生チョコレートは、チョコレート好きにとって絶対に試してみるべき1品なの。
奥信濃BUNZO(ブンゾー)って?
長野県飯山市にある現在の「奥信濃BUNZO」は、2021年2月にオープンした「北信濃いいやまショコラの森Bunzoo(ブンゾー)」が、2023年12月に移転オープンしたお店です。
名前が「Bunzoo」から「BUNZO」に変わりましたね。
もともと、小林シェフはシルスマリアでオーナーシェフを務めた後、茅ケ崎で「湘南ル・ショコラBunzoo」をオープン。
多くの人が訪れる超超人気店でしたが、2020年10月31日をもって惜しまれつつも突然の閉店…そして、小林シェフは念願の生チョコ工場を構えるため、故郷の長野県飯山市に帰省し現在に至るわけです。
奥信濃BUNZOでは、小林シェフが当時と変わらぬレシピで手作りしている生チョコレートを提供しています。
店舗情報は以下のとおりです。
奥信濃BUNZO | |
住所 | 長野県飯山市大字飯山2529-1 |
営業時間 | 水曜日から土曜日: 10:00 〜 17:30 / 日曜日と祝日: 10:00 〜 17:00 |
BUNZOの生チョコレート、実食レビュー
BUNZOの生チョコレートは、チョコレートの結晶が壊れないよう丁寧に溶かし、たっぷりの生クリームと合わせて作られています。そのなめらかな口溶けとカカオの余韻は、まさに異次元の美味しさです。
丁寧にパッケージされてます。
12個入りで¥1,080でした。
爪楊枝が2本入っていたので、お皿に取り出してみました。
噂とおり、口の中で溶けていきます。
せっかくなので、BUNZOの生チョコレートをさらに美味しく頂く方法はないのか…よしっ日本酒と一緒にあわせてみよう!
日本酒は諏訪の酒蔵場が醸造した「おりがらみ御湖鶴」をチョイス。
おりがらみ御湖鶴です。
シュワシュワした辛口ワインのような口当たり。生チョコレートとよく合います。
生チョコレートと日本酒?と思う方も多いと思いますが、和風のウイスキーボンボンのような感じでしょうか?
事実、生チョコに大吟醸などを練り込んだ、有名シェフが手掛ける「日本酒チョコ」も数多く販売されていますね。
生チョコレートは日本酒(辛口)に合う
日本酒好きの方は、ぜひ生チョコをお試しください。
個人的には甘口よりも辛口の日本酒がマッチすると思うにゃー
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