りんごは信州を代表する名産品。長野で生まれた品種も多く、お土産やお取り寄せでも人気の果実です。
とはいえ、種類が多く何を選べばいいか分からないといった声も少なくありません。そこで、りんご農園でバイト経験のある長野県民が、シナノスイートやシナノゴールドといったおすすめの種類や特徴、信州りんごの選び方を紹介します。
ぜひ参考にしてください。
信州りんごの特徴
長野県は全国有数のくだもの王国で、日本のりんご生産量の約20%を生産しています。
長野県はりんごの栽培に適しているといわれます。内陸性気候で降雨量が少なく日照時間が長いうえに、昼と夜の寒暖の差が激しく味と色の良いりんごが育ちます。
信州りんごの特徴は、中にぎっしりと詰まった蜜。これが長野のりんごが激甘と言われる理由です。また、栄養満点で、りんごポリフェノールには高い抗酸化作用と脂肪の蓄積を抑制する効果があります。
信州りんごの種類と人気の品種
信州りんごは種類や品種が豊富です。
シナノスイート、シナノゴールド、秋映(あきばえ)などが人気で、なかでもサンふじは国内生産量ナンバーワンで、たっぷりの蜜と甘み、強いコクが特徴です。
- シナノスイート:長野県で育成された品種で、甘みがあり、食べやすいです。
- シナノゴールド:長野県の特産品で、酸味と甘みのバランスが良く、独特の風味があります。
- 秋映(あきばえ):長野県生まれのりんごで、皮が濃い紅色をしています。
- シナノドルチェ:長野県生まれの新しい品種。さわやかな甘みと酸味が特徴で、ジューシーな食感が楽しめます。
- シナノスカイ:青森県と長野県の共同育成品種で、酸味が少なく、甘みが豊かです。
- シナノゴールデン:長野県で育成された品種で、甘みと酸味のバランスが良く、色鮮やかです。
なんだかんだで「サンふじ」はおいしいのさ
信州りんごの選び方
おいしい信州りんごを選ぶ際のポイントを見てみましょう。
りんごの大きさから選ぶ
りんごの大きさは個々の好みによりますが、主に以下のサイズに分けらえます。
- Sサイズ: 外周 23~25cm、重さ 220~250g、個数 3kgで約12~14個
- Mサイズ: 外周 27~28cm、重さ 320~360g、個数 3kgで約10~11個
- Lサイズ: 外周 28cm、重さ 360g~430g、個数 3kgで約9個
- LLサイズ: 外周 30~31cm、重さ 430g~、個数 3kgで約8個
また、重みを感じるものは果汁が豊富です。中玉くらいのサイズが食味が良いとされています。
また、大規模のりんご農園などは、りんごの玉わけ機を使うことも多く、重さやサイズのほか、糖度、酸度、水分量などで分けることもあります。
りんごの等級(ランク)から選ぶ
信州りんごには、贈答用から加工用までさまざまな等級(ランク)があります。以下が一般的な等級です。
- 特選: 色や形がとくに良く、キズのないりんごです。贈答品として需要が高い品質です。
- 特秀(とくしゅう): 色や形が良いりんごで、高級品とされ優れた高品質です。
- 秀(しゅう): 色・形とも劣りますが、食味には問題ありません。キズがあるものも含まれます。
- 赤秀(せきしゅう): 色は良いが形に小さな傷があるもの。品質は特秀や秀と変わらないこともあります。
- 優: 果肉が見える少々のキズやツル割れ、ツル抜け、サビ、果皮ヤケがあるもの。ワケあり品として安売りスーパーなどに並ぶことも。
- 星: 色・形とも劣り、外観は良くありませんが果肉や食味には影響ありません。ジュースなどの加工に向いています。
りんご農家さんによって等級は異なり、呼び方もさまざまです。
りんごの見た目から選ぶ
目視でりんごの外観をチェックして、傷やしわがないか、色が鮮やかで均一かどうかを確認します。
全体が赤く染まっていて、軸が太いものを選びましょう。日光を浴びたりんごは糖度が高くなります。お尻が緑色のものは酸味が強めで、完熟状態のものは黄色や赤色になります。
黄色系りんごはサビが出ることも: 黄色系りんごは濃い黄色のものが甘味がのっています。表面の茶色い点々は気にしなくても良いです。
りんごの硬さも重要です。柔らかすぎず、硬すぎないものを選びましょう。指で軽く押してみて、適度な硬さかどうかを確認してください。
りんごは香りが良いものが美味しいです。りんごを近づけて嗅いでみて、香りが良いものを選びましょう。
りんごの収穫時期に注目しましょう。旬のりんごを選ぶと味わいが最高です。シーズン初めの品種は色づきが悪くても甘いこともあります。
ぜひ、自分好みのりんごを選んで楽しんでくださいね!
りんごを選ぶ際のポイント
信州りんごは、その甘さと風味で多くの人から人気があるのにゃ。ご紹介したポイントを参考にして、おいしいりんごを選んでくださいにゃ!
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