ブログを始めたけれど何を書けばいいのかわからないという人は少なくありません。
しかし、少しだけ視点を変えてみるとスラスラと文章が浮かんでくるかも…。
ブログに何を書こうか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
ブログは鎌倉時代からあった?
鎌倉時代にブログが存在していたと聞けば、誰もが驚くのではないでしょうか。
しかし、兼好法師(吉田兼好)が残した日本三大随書のひとつ「徒然草」は、現代で言うところの雑記ブログ(のようなもの)だったのです。
「つれづれなるままに、日くらし、硯にむかひて、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。」 これは鎌倉時代末期にまとめられた「徒然草」の書き出しにあたる随筆です。
徒然草は古典文学として学校の教科書でも紹介されているので、名前ぐらいは聞いたことがあるという人も多いはずです。
そして、この有名な一節を現代の言葉に訳すと… 「退屈にまかせて、朝から晩まで、硯(すずり)と向かい合って、頭に浮かんでくる他愛もない事柄を、とりとめもなく書き綴っていると、怪しげなものになってしまった。」 という意味になります。
随筆とは自分の見解をありのままに綴った文章のことで、それを集めた徒然草は「まとめブログ」のようなものです。 さしずめ兼好法師はカリスマブロガーといったところでしょうか。
あしながおじさんへの手紙
ブログは「日記」だと理解している人が多いと思います。
なぜなら、ブログは「Weblog」の略であり、WebページにLog(記録)を残すという意味なので、日記と考えるのが最も分かりやすいからです。
ですが、ブログは「手紙」あるいは「随筆」と考えてみてはどうでしょうか 。 手紙と日記には大きな違いがあります。それは相手がいること。
有名な児童小説「あしながおじさん」は、少女ジュディが会ったこともない「あしながおじさん」に、その日の出来事や自分の思いを手紙にして送る物語でした。
たとえ、1日の出来事を書く場合でも、相手がいるといないでは、その内容が大きく違ってきます。 誰かに向けて文章を書くときは「相手はどう思うだろう」と考えます。そして、相手ばかりではなく「自分はどう考えているんだろう」と、自分のことをきちんと考えなければいけません。
もしあなたが、ブログに何を書いていいのかわからないと悩んでいるのなら、ジュディのように「あしながおじさん」に向けて手紙を書いてみたらどうでしょうか。
少しだけ視点を変えてみるだけで、ブログがスラスラと書けるようになるかもしれませんよ。
まとめ
ブログは手紙を書くように 大切なことはあなたがジュディになることです。
ブログに何を書いていいか分からない時は、あしながおじさんに向けて手紙を書くと決めて、自分のまわりを見てください。
きっと世界がちがって見えてきます。
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