不死川玄弥も炭治郎の同期組の中でクセの強いキャラクターの1人です。
最終選別では反骨的な発言をしたかと思えば、女の子とは目を合わせられないなど純な一面を見せたりなど、まさに思春期の少年のようなキャラクターではないでしょうか?
そんな不死川玄弥のキャラ考察をしてみましょう。
実は一途な性格の「不死川玄弥」
不死川玄弥は呼吸が使えないというハンデがありながら、鬼を喰らって一時的に戦闘能力を強化するという特殊能力で死線をくぐり抜けてきました。
なぜ玄弥は敵である鬼を喰らってまで戦い続けてきたのでしょうか?その裏には風柱であり実の兄である不死川実弥に会うという一途な想いがあったからです。
「兄に謝りたい」という想いのため一心不乱に任務をこなしてきた玄弥は、見た目や言動とは異なる性格の持ち主だと言えるでしょう。
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・名前:不死川玄弥(しなずがわげんや)
・年齢:16歳
・特徴:モヒカン頭、紫の羽織
・出身地:東京府京橋區(中央区京橋)
・公式人気投票:54位
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かつては兄と同じ柱になるべく戦果を上げることにこだわり、自分の殻に閉じこもっていた玄弥でしたが、炭治郎と刀鍛冶の里で共闘してからは肩の力が抜けた様子です。
無限城で黒死牟と交戦する無一郎をバックアップするなど、戦闘スタイルにおいて意識の変化が現れています。
炭治郎と禰豆子、玄弥と実弥
家族を失って以来、離れて暮らしてきた不死川兄弟ですが、兄を後を追って鬼滅隊に入隊した玄弥に対し実弥は「テメェみたいな愚図 俺の弟じゃねえよ 鬼滅隊なんかやめちまえ」といって突き放します。
やっと会えた兄に「弟じゃない」と拒絶された衝撃は玄弥にとって、とても大きなものだったはずです。
それでも玄弥は、風柱邸で顔を合わせた兄に再び話しかけています。おそらく声をかけるまでは「また拒絶されるんではないか」という恐怖や迷いがあったことでしょう。
そんな状況下でも玄弥が勇気を出して兄に声をかけられたのは、炭治郎と禰豆子の存在があったからではないでしょうか。
ちょうど柱稽古が始まる直前、玄弥は刀鍛冶の里で禰豆子が太陽を克服する場面に立ち会っています。 涙を流して喜ぶ炭治郎、そして「よかったねぇ」と炭治郎をなだめる禰豆子を見て、玄弥は「よかったな…炭治郎…禰豆子」と二人を祝福していました。
この時の玄弥はとても穏やかで柔らかい表情を浮かべていますが、それはお互いを深く思いやる炭治郎と禰豆子に、かつての自分と兄の姿を重ねていたからなのではないでしょうか。
そして、おそらくこの時の炭治郎と禰豆子の姿が「兄に謝りたい」という思いを一層強めるきっかけになったに違いありません。
兄も自分もいつ命尽きるかわからない。だからこそ想いを伝えておきたい…そんな思いから玄弥は再び実弥に声をかけたのでしょう。
なぜ玄弥は鬼喰いをするのか?
玄弥が鬼喰いをした理由は、剣士としての才能がなく精神的に追い詰められたからとのことです。
思えば、最終選別の時に「早く日輪刀を渡せ」と言って案内役のかなたに食ってかかっていました。あの時の手荒な行動も焦りからきていたのでしょう。
玄弥も他の最終選別参加者と同じく育手の下で鍛錬を積んだ後に最終選別に参加しているはずなので、修業期間中に呼吸が使えないと自覚していた可能性が高いと思われます。
それでも日輪刀に執着したのは「もしかしたら色が変わるかも(何かしらの呼吸の時性があるかもしれない)」という期待を抱いていたからなのではないでしょうか。
また、蝶屋敷で玄弥とすれ違った炭治郎は「でも何だろう臭いが 何だろう…」と違和感を覚えています。おそらく、最終選別の時と玄弥の匂いが変わっていたからでしょう。
つまり、玄弥が初めて鬼食いをしたのは鬼滅隊に入隊した後だと考えられます。
日輪刀の色が変わらず、呼吸も使えず、自分には剣士の才能がないと思い込んだことが鬼を喰うきっかけになったのかもしれません。
鬼化する玄弥
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玄弥は鬼喰いによって肉体の再生が可能となり、一時的に戦闘能力がアップします。あくまで鬼喰いの効果は一時的なものであり、蝶屋敷での定期検診でも大きな異常は見つかっていないようでした。
しかし、食欲不振に陥ったり、抜けた歯がすぐに生えてきたりと、鬼食いの影響と思われる症状が出ていたのも事実です。鬼食いの影響が出ているということは、少なからず体が鬼化しているということ。
黒死牟との戦闘で殉職してしまった玄弥ですが、死後、体が鬼のように崩れていったのは鬼喰いによる鬼化が原因だったのでしょう。
まとめ
鬼滅の刃「不死川玄弥」のキャラ考察をしてみましたが、いかがでしたでしょうか。
不死川玄弥も他のキャラ同様に、炭治郎や禰豆子、柱たちとの出会いを経て、どんどん変わっていきました。
そこには、いつも殺気を漂わせていた玄弥の姿はありませんでした。
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