竈門禰豆子は「鬼滅の刃」本作のメインヒロインであり、あどけない少女キャラと鬼化したときのギャップも魅力的で女性読者からも人気の高いキャラの1人ですが、作中ではもっとも謎に包まれた登場人物と言えるでしょう。
そんな禰豆子の謎に迫ってみましょう。
鬼滅の刃の世界で最大のカギとなる「竈門禰豆子」
鬼舞辻無惨に家族を殺され、自らも鬼になってしまった「竈門禰豆子」は、鬼滅の刃という作品の世界観を読み解くうえで最大のカギとなる重要なキャラクターです。
人間を食わずに生き永らえたり、太陽の光を克服したりと、禰豆子は鬼の中でも特別な存在です。鬼舞辻無惨にとってはもちろん、鬼滅隊にとっても禰豆子の存在は鬼との戦いに終止符を打つための切り札になるはずです。

[surfing_su_box_ex title=”竈門禰豆子プロフィール” box_color=”#99ccff”]
・名前:竈門禰豆子(かまどねずこ)
・年齢:14歳
・特徴:腰より先まで伸びた長い髪、麻の葉文様の着物
・出身地:東京府奥多摩郡雲取山(西多摩、雲取山)
・公式人気投票:3位
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人を喰らわない禰豆子
どうして禰豆子だけが、鬼としての「人を喰らいたい」という欲求に打ち勝つことができているのでしょうか?それは、人間としての禰豆子の性格が大きく関係しているからだと考察できます。
鱗滝さんがお館様に宛てた手紙には「禰豆子は強い強靭な精神力で人としての理性を保っています」 と記されており、鱗滝さんが気休めのつもりで禰豆子にかけた暗示は「人間は皆お前の家族だ、人間を守れ、鬼は敵だ、人を傷つける鬼を許すな」という内容です。
この”家族”という言葉がポイントで、人一倍家族への思いが強い禰豆子だからこそ、この暗示がよく聞いていたと思われます。
衝撃的な第1話の家族惨殺後のシーンでは、鬼舞辻無惨から命をかけて家族を逃がそうとして、兄弟を守りながら倒されたことが伺えます。
この描写からも、禰豆子自分を犠牲にしても構わないという深い家族愛を伺い知ることができます。
禰豆子の血気術「爆血」
禰豆子の血気術は「爆血」という炎を繰り出す技です。その炎の威力は鬼を攻撃するにとどまらず、鬼の毒を解毒したり、炭治郎の刀にまとわせることで爆血刀へと変化させることができるものです。

これまで登場した鬼たちの傾向から推測すれば、血気術は人間の頃の趣味や特技が関係しているように思えます。では、禰豆子の爆血のルーツは何なのでしょうか?
爆血は鬼に深刻なダメージを与え、さらには人間の体内に取り込んだ毒をも燃やし尽くすことができます。それはつまり「鬼の力を消滅させられる力」とも言えるのではないでしょうか?
炭治郎が日の呼吸であるヒノカミ神楽の使い手という点から考えると、禰豆子の爆血は”火(炎)”ではなく”日(太陽)”も近い性質でやる可能性は高そうです。
禰豆子が太陽を克服できた理由
禰豆子の血気術「爆血」が”日(太陽)”の要素を秘めていると仮定した場合、禰豆子が太陽を克服したのにも合点がいきます。
禰豆子の血を調べた珠世さんは「(禰豆子は)この短期間で血の成分が何度も何度も変化している」と述べており、この時の珠世さんの手紙には「禰豆子さんは近いうちに太陽を克服すると思います」と書き添えられています。
つまり、禰豆子に生まれつき備わっていた”日(太陽)の力”が、戦いを繰り返すうちに強まっていったのではないかと推測できます。血液中の日の成分濃度が上がった結果、爆血の能力が開花し、太陽を克服できたのではないでしょうか?
人間に戻った禰豆子
鬼滅の刃196話では、炭治郎と鬼舞辻無惨が最後決戦をしている場所へ向かう途中で禰豆子は人間に戻り、自分の名前を思い出します。
これは、珠世さんがつくった人間返りの薬の影響なのか、それとも変化を続ける禰豆子自身の血が鬼の力を解毒してしまったのかは現在のところ不明です。
もっとも気がかりなのは人間に戻った禰豆子は、鬼の力も失ってしまっているのかどうかという点です。
もし、 鬼の力を失った禰豆子が、炭治郎と鬼舞辻無惨の戦場に足を踏み入れたとしたら、いくら弱体化している無惨といえど、人間の禰豆子を喰らうことは容易いことのはずです。
禰豆子はどうなってしまうのでしょうか?
まとめ
鬼滅の刃のメインヒロイン「竈門禰豆子」のキャラ考察をしてみましたが、いかがでしたでしょうか。
禰豆子が鬼滅の刃という物語のキーマンであることは間違いありません。禰豆子が背負った運命を最後まで見届けたいと思います。
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