雨が降ると特有の匂いがあるものですが、東京ではそんな「雨の匂い」がしないと話題になっています。
ネットでは「するけど薄い」「微かにするよ」「雪も匂う」といった声が寄せられています。
東京では「雨の匂い」がしない?
Twitterユーザーの「蠍-Sasori-(佐々木芽衣)(@Sasori_1221)」さんが投稿した、東京での「雨の匂い」に関するツイートが15万いいねを集め話題になっています。
東京育ちの人に「雨の匂いがする」というと「??」という顔をされてしまうのだが、田舎育ちの人は割と分かってくれる。降り始める前も、降ったあとも、雨は雨の匂いがする。
— 蠍-Sasori-(佐々木芽衣)@2/28-3/6銀座ワン ミニ額アートマルシェ (@Sasori_1221) March 2, 2021
雨の匂いはペトリコールと言います!
土と雨が混ざった匂いです。
東京の地面はほぼアスファルトなのでその匂いがしないんだと思います。
水だけなので。— ナナシの旅人 (@Na_na_shi_00000) March 2, 2021
どうやら「雨の匂い」は土から舞い上がる埃と雨が混ざった匂いなので、アスファルトの多い東京では、あの独特の匂いがしない、あるいは薄くなってしまっているようです。
ネットの反応
雨の匂いに関するネットの反応を見てみましょう。






雨の匂いの正体
どうやら雨の匂いの要因もひとつではないようです。
雨の降り始めの匂いは「ペトリコール(石のエッセンス)」と呼ばれていて、カビや排ガスなどを含むほこりが水と混ざり、アスファルトの熱によって匂いの成分が気体となったものです。
また、雨が止んだ後にも匂いがしますが、こちらは「ゲオスミン(大地の匂い)」と呼ばれていて、土中のバクテリアなどによってつくり出される有機化合物のカビ臭いような匂いで、雨水によって拡散するそうです。
参照:ウェザーニュース「“降り始め”と“雨上がり”で違う!? 「雨の匂い」の正体は?」
雨の匂いを「しぼりたてのボロ雑巾みたい」と比喩する人もいますが、結構好きな匂いです。

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