新型コロナ検査を求む多くの声と医療崩壊の危惧!感染患者のトリアージは必要なのか?

新型コロナ検査を求む多くの声と医療崩壊の危惧!感染患者のトリアージは必要なのか? ちょっとした記事
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日本国内の新型コロナ感染者数は公表されている数字よりも大きいと考えられており、検査を求む声は次第に大きくなっています。

しかし、むやみやたらに検査をすると病院がパンクして医療崩壊を起こす可能性もあるのです。

感染患者のトリアージは必要なのでしょうか?

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新型コロナ検査と医療崩壊の危惧

ソフトバンクの孫正義氏は3月11日に自身のTwitterで100万人分の簡易PCR検査を無償提供すると発表しましたが、多くの反対意見が寄せられ翌12日にはマスク100万枚の無料配布に変更してしまいました。

多くの人が検査を受けたいと思っているのに、なぜ孫正義氏は簡易PCR検査の無償提供を止めてしまったのでしょうか?

実は、むやみやたらに検査を行うと「医療崩壊」が起こるかもしれないのです。

現在、日本では新型コロナに感染の疑いのある人でも一定の条件をクリアしないとPCR検査を受けられないことになっています。

実はこれ「トリアージ」といって、同時に多数の患者が出た際に手当の緊急度に沿って優先順位をつけているのです。

トリアージとは、患者の重症度に基づいて、治療の優先度を決定して選別を行うこと。トリアージュとも言う。語源は「選別」を意味するフランス語の「triage」である。 救急事故現場において、患者の治療順位、救急搬送の順位、搬送先施設の決定などにおいて用いられる。識別救急とも称する。
出典:wikipedia

中国を除く世界の中でもイタリアと韓国が新型コロナ感染者数と死者数がずば抜けて多いのは、検査をやりすぎて患者が一気に増えたことで、本当に治療が必要な重症患者に適切な医療を提供できない、いわゆる医療崩壊が起きていると考えられているのです。

イタリアでは、感染者数12462人、死者数827人(3月13日現在)で、急激な感染拡大の影響で人工呼吸器も足りない状態になっています。病院にどっと人が押し寄せたため院内感染も起きています。

韓国では、感染者数が7869人、死者数が67人(3月13日現在)で、病院数が不足したことで約2,000人が自宅待機となっており、自宅待機者の中にも重症者がいたため必要な治療が受けられず自宅で5人が死亡しているのです。

日本のPCR検査

現在、日本では感染者数675人、死者数19人(3月13日現在)ですが、イタリアや韓国と比べると検査数が圧倒的に少ないため、実際はもっと多くの感染者がいることが危惧されています。

以前の新型コロナ感染が疑われる場合の検査では、まず帰国者接触者相談センターに連絡をして、条件に合致すれば保健所を介して地方の衛生研究所で検査をしていました。

しかし、3月6日以降、保険適用後の検査では、保健所を介する必要がなくなり、自治体が定めた医療機関の医師の判断によって民間調査機関や大学などで検査が受けられるようになりました。

【以前の新型コロナ感染が疑われる場合の検査】

  1. 帰国者・接触者相談センター
  2. 帰国者・接触者外来
  3. 保健所
  4. 地方の衛生研究所で検査

【3月6日以降、保険適用後の検査】

  1. 帰国者・接触者相談センター
  2. 帰国者・接触者外来 +自治体が認めた医療機関
  3. 民間検査機関・大学などで検査

新型コロナは指定感染症ですから、検査の結果「陽性」と判断されれば原則入院となります。これは症状が軽い人でも原則入院という意味です。

しかし、検査数を増やし入院患者が一気に増えると、病院がパンクして治療が必要な重症患者の治療ができなくなってしまう恐れがあるのです。

そのため、陽性の人でも症状が軽い場合は自宅待機をすることになっています。

日本で医療崩壊が起こる可能性

日本の場合、検査を制限しているのため、感染者数、死亡者数ともに抑えています。今の段階では医療機関は正常に機能していると言えるでしょう。

日本でもっとも感染者が多く出ている北海道では、地域によって感染者数に対して病床数がは病床数が不足しているケースもあり、加えて一斉休校の影響で医療スタッフの出勤が厳しく人員不足といった声も出ているようです。

しかし、現在は医療がパンクする状態ではなく、他の医療機関と協力をしながら治療にあたっています。

ただし、今後、感染者が爆発的に増えれば、医療崩壊が起こり死亡者数も一気に増える可能性があるため、予断は許されない状況と言えるでしょう。

検査は我慢しなくてはいけないのか?

熱などの症状があれば誰でもすぐにPCR検査を受けたいかと思うはずです。WHO(世界保健機構)も息苦しさなどを感じたら早い段階で検査を受けるべきとしています。

とはいえ、医療崩壊が起きてしまったら、満足に治療を受けることはできなくなってしまいます。検査は我慢しなくてはいけないのでしょうか?

大事なことは、検査までのルールを守ることです。

まず、風邪や発熱など軽い症状が出た場合、外出をせず自宅で療養しましょう。

37.5°以上の発熱がある場合、一般や子供の人は4日様子を見ること、高齢者や妊婦、持病がある人は2日様子を見ることです。

ただし、発熱のほかに強いだるさや息苦しさがある人はすぐに帰国者接触者相談センターに連絡をして帰国者接触者外来(非公開)を紹介してもらうようにしましょう。

まとめ

ベストの方法は、感染の疑いのある人全員が検査を受けて、適切な治療を受けられることです。しかし、医療崩壊を避けるためには、ある程度の我慢をしなくてはいけないのが現状なのです。

今後、医療崩壊の可能性がないとは言えません。そうならないためにも症状の軽い人は自宅隔離あるいは自宅待機を受け入れる必要もあるでしょう。

とにかく私たちがすべきことは、感染予防に努めることではないでしょうか?

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