新型コロナウイルスの脅威!春節の大型連休で感染リスク増大か?

新型コロナウイルスの脅威!春節の大型連休で感染リスク増大か? ネットの話題
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中国の武漢市で新型コロナウイルスが猛威を振るっています。

中国では1月24日から「春節」の大型連休が始まり、期間中は30億人が移動するとされ、日本への観光客が殺到すると予測されており、日本で新型コロナウイルスの感染リスクが増大する恐れがあるのです。

日本は大丈夫なのでしょうか?

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新型コロナウイルスの脅威

中国・湖北省武漢市にある河南海鮮市場が発生源とされる新型コロナウイルスが猛威を振るっています。

1月20日に武漢市衛生健康委員会の発表した感染被害は、 発症者198例、うち死亡者3人、重症患者44例人でしたが、1月22日には死亡者が6人、感染者が315人に増えており、アメリカや台湾でも初の感染者が確認されているのです。

日本でも初の感染者が確認されたことが記憶に新しいのではないでしょうか。感染したのは神奈川県に住む中国籍の30歳男性で、武漢市に滞在していた1月3日から発熱し、6日に日本へ帰国したのですが、男性が解熱剤を使用していたため、空港のサーモグラフィーが感知しなかったと言われています。

男性はすぐに医療機関を受診したものの、症状が改善しなかったため10日に入院。14日に保健所に報告があり、よく15日に遺伝子検査により感染が確認されたのです。

ただし男性は既に回復し退院したとされています。

SARSやMERSとの違い

新型コロナウイルスと聞いて思い出されるのは、2002年に中国広東省で774人の死者を出したSARS(重症急性呼吸器症候群)と、2012年にサウジアラビアなどで発生し850人の死者を出したMERS(中東呼吸器症候群)です。

SARS(重症急性呼吸器症候群)

  • 発生源:中国広東省
  • 感染経路:コウモリ、ハクビシン
  • 潜伏期間:2~10日
  • 感染者数:8096人
  • 死亡者数:774人
  • 症状:発熱、頭痛、全身倦怠感、下痢、咳、呼吸困難伴う肺炎

MERS(中東呼吸器症候群)

  • 発生源:サウジアラビア
  • 感染経路:ヒトコブラクダ
  • 潜伏期間:2~14日
  • 感染者数:2464人
  • 死亡者数:850人
  • 症状:発熱、咳、息切れ、下痢

ヒトからヒトへの感染は?

厚生労働省は「ヒトからヒトへの感染リスクは低く、感染が拡大することは考えにくい」と説明していましたが、中国の専門家は1月20日にヒトからヒトへの感染を確認したと述べています。

これは、中国政府がヒトからヒトへの感染を事実上認めたことを意味しており、WHO(世界保健機関) は「国際的に懸念される緊急事態」にあたるかを判断する専門会の緊急会合を22日に開くと発表しています。

日本の水際作戦は大丈夫なのか?

現在、厚生労働省は「水際作戦」と称して、空港の検疫所に注意喚起のポスターを貼って、サーモグラフィーで入国者の体温をチェックしています。

ですがこれだけで大丈夫なのでしょうか?

日本で発症した感染者が事前申告をせず、解熱剤を飲んでサーモグラフィーをすり抜けていたように、同様の人がいてもおかしくありません。仮に感染していても潜伏期間中に入国してしまえば、水際で食い止めることは不可能です。

中国では1月24日から「春節」が始まります。この休み期間中、約30億人が移動するとされ、一番の人気旅行先が日本なのです。

新型コロナウイルスの発祥地とされる武漢市から成田空港への直行便は週15往復。関空直行便は11往復しています。

さらに、7月には東京オリンピックが始まりますが、 移動している外国人観光客に対して効果的な感染症対策を打っていく必要が求められているのです。

まとめ

新型コロナウイルスは世界的に拡大を続けています。

今、私たちにできることは、マスクの着用とこまめな手洗い程度しかありません。

1日も早く、新型コロナウイルスに対抗できるワクチンが開発されることを心から願ってやみません。

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