手塚治虫先生のAI(人工知能)が作った「ぱいどん」を読んでみたら、想像以上に手塚作品だった!

手塚治虫先生のAI(人工知能)が作った「ぱいどん」を読んでみたら、想像以上に手塚作品だった! ネットの話題
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手塚治虫先生の作品を学習したAI(人工知能)を活用した新作漫画「ぱいどん」が、2月27日発売のモーニング13号に掲載されました。

作品を読んだ多くの人が想像以上に手塚治虫だったと話題になっています。

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AI(人工知能)が描く手塚治虫の世界

もしも手塚治虫先生が今も生きていたら、どんな漫画を描くのだろうか?

そんな想いから、AI(人工知能)を使って手塚治虫先生の31年ぶりの新作を創り出すという前代未聞の試みが行われました。

それがキオクシア(旧東芝メモリ)と手塚治虫先生のご子息にあたる手塚眞氏による「TEZUKA2020」プロジェクトです。

そして、ついにAI(人工知能)によって誕生した作品が2020年2月27日発売のモーニング13号に掲載されたのです!その作品が「ぱいどん」です。

このプロジェクトに欠かすことのできない人物が手塚治虫先生のご子息の手塚眞さん。

現在58歳(※2020年2月)になる手塚眞さんは、在りし日の手塚治虫先生に驚くほど似ていらっしゃいます 。

[surfing_su_box_ex title=”手塚眞プロフィール” box_color=”#99ccff”]

・名前:手塚眞(てづか まこと)
・生年月日:1961年8月11日
・出身:東京都
・職業:映画監督、 ビジュアリスト。

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手塚眞さんは「TEZUKA2020」プロジェクトの提案を初めて聞いた時は「無茶な話だ」と思ったそうです。

ですがダメ元でも挑戦してみたいと考えるようになり「ストーリーやキャラクター、こわばりなどから構成される漫画というものを分解して、ひとつずつAIに教えようと考えた」そうです。

手塚治虫AI「ぱいどん」を読んだ人の反応は?

手塚治虫AIが描いた「ぱいどん」を読んだ人の反応を見てみましょう。

「ぱいどん」を読んだほとんどの人が、思った以上に手塚治虫先漫画になっていて驚いたという感想を持っているようです。

どうやってAI(人工知能)が漫画を書いたのか?

実は、「ぱいどん」はすべてをAI(人工知能)が行なっているわけではありません。

ネームの作成は漫画家の桐木憲一氏が行い、キャラクターの作画はつのがい氏、背景は池原しげと氏が担当しています。

また、扉絵のキャラクターでのペン入れはロボットが行うなどして、それを合成し出来上がったのが「ぱいどん」なのです。

今回の作品でAI(人工知能)が使われたのはプロットのキーワード生成とキャラクターデザイン原案の生成です。 これは手塚治虫先生が作品を創り出す際に記した構想ノートに相当します。

ようするにAI(人工知能)がシナリオの種のようなものを作ったのです。

まず、全部で129案のプロットから、手塚眞さんが肉付けしたり、キーワードを読み変えていくことで話を作り、最終的にひとつの案に絞り込んだそうです。

システム出力するのは点でしかなく、 点をつなげてストーリーをつむぐ作業は、あくまで人間が行う必要があったそうです。

そして、キャラクターデザインに関しては、手塚治虫先生が残した全キャラクターをAI(人工知能)に学習させ、さらに実写顔画像データを組み合わせることで、より手塚風のキャラクター画像を生成させたそうです。

未来はAI(人工知能)が漫画を書く時代になるのか?

今回、発表された「ぱいどん」という作品は、すべてをAI(人工知能)が行ったわけではありません。

今はまだ人任せの部分が多すぎるため、正しく表現すれば、AI(人工知能)を活用した手塚プロダクションとくに手塚眞さんによる作品と考えたほうが良いかもしれません。

しかし、いずれはキャラクターに関しても顔だけでなく全身やコマ割りもAI(人工知能)が行えるようにしたいと考えているそうです。

AI(人工知能)はあくまでツールでしかないので、すべてをAIに任せることはできませんが、人間の使い方次第でこれまでになかった面白い共作が誕生する可能性はあるということです。

将来的には漫画家が忙しい時のインスピレーション支援ツールとしてAI(人工知能)が使われるようになるかもしれません。

まとめ

AI(人工知能)が作ったとされる漫画「ぱいどん」は、まだまだ人の手によって描かれている部分が多いようです。

とはいえ、プロットはまさに手塚治虫先生が書いたと思える作品に仕上がっています。

「ぱいどん」の次回作が楽しみです!

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