緊急事態宣言でも生活のために止む無く営業している一部の店舗に対し、匿名で休業を求める張り紙をする「自粛警察」が話題になっています。
ネットでは「行き過ぎた嫌がらせ」「心ない人の行動」「正義マン」と非難が寄せられています。
自粛警察が蔓延中!
緊急事態宣言で自粛を呼びかけかれる中、生活のために止む無く営業している飲食店などの一部の店舗があります。しかし、そうした店舗に対し、匿名で休業を求める張り紙をする行為が後を立たないようです。
ネットではこうした行為をする人を「自粛警察」と読んで話題になっています。
「自粛警察」相次ぐ 一部飲食店に匿名の張り紙#新型コロナウイルス #COVID19 #自粛警察 https://t.co/NMadS7a5aR
— 日刊スポーツ (@nikkansports) May 1, 2020
そんな自粛警察に対しネットでは「行き過ぎた嫌がらせ」「心ない人の行動」「正義マン」と非難が寄せられています
小さな個人商店にとって営業自粛は死活問題に直結します。そのため持ち帰りサービスやデリバリーなどの新たなサービスなどで営業をしている店舗も少なくありません。
生活のため止む無く営業を続けている店舗は、けっして「悪者」ではありません。自粛警察のような行為こそが、困っている人を貶める「悪行」なのではないでしょうか?
ネットの反応
自粛警察のニュースを見たネットの反応を見てみましょう。
おばあちゃんが細々やってる駄菓子屋さんにこれを貼るとはね。。自粛警察を自粛させようよ。物申す系YouTuberとか思考停止の自粛警察に凸して動画流してやればいいのに #自粛警察 pic.twitter.com/kB9MZ2Iein
— もえみ (@moemoejapan) May 1, 2020
「コロナ警察」「自粛警察」という言葉を使うから、堂々と開けてて良い業種の店にまで「開けるなんてけしからん!」と勝手に正義感を感じて落書きや迷惑電話をする輩が続出する。「自粛ヤクザ」という言葉を使えばどうだろうか? 嫌がらせの言葉や脅迫電話を駆使して閉店に追い込むヤクザとどう違う?
— 紅夢 (@beniyume_) May 1, 2020
何が自粛警察だ!一般人なら威力業務妨害でしょ。自粛要請であり、自粛指示ではない。警察が「自粛警察」と言われる輩を取り締まるべきです。
— ひ♡ろ♤た♧ん♢ぷぅー(屁 (@hiropin0115) May 1, 2020
自粛警察が無茶苦茶やってるところを撮れないかな?そいつを直撃インタビューして逆ギレする動画とか。
— 上念 司 (@smith796000) May 1, 2020
その行為がそもそも違法行為、みんな自粛要請に応え協力することが大切だがその中でその範囲内で生活を守る工夫しながら生きなければならない、正義の味方にもそれくらいのの余裕も大切。・・・
— watanabemituo (@MWatanabemituo) May 1, 2020
自粛警察の心理はまさにこれ
自分の一方的な目線が全ての正義だと思った時ほど怖い物はない#自粛警察 pic.twitter.com/xTqrOEDQl5— ぐんまちゃん投票応援アカウント (@gunmachan_toa) May 1, 2020
自粛警察は正義中毒!
脳科学者の中野信子さんは、これからは「人を許せない」気持ちが増幅していく「正義中毒」というべき一種の依存症状が増えていくと指摘しています。
【他人を許せない正義中毒という現代人を蝕む病】 攻撃対象を見つけ罰することに快感を覚える#東洋経済オンラインhttps://t.co/TqIFl0YvRN
— 東洋経済オンライン (@Toyokeizai) April 26, 2020
正義中毒とは、「自分は絶対に正しい」「あいつは叩かれて当然だ」と思ったが最後、強い怒りや憎しみの感情が湧き、知りもしない相手に攻撃的な言葉を浴びせてしまう行為。
ときには相手を社会的に抹殺するまで続く残酷な行為ですが、そうなっても正義を遂行した側は、自分が悪かったとは思わないそうです。
正義は我にあり、過ちを犯した相手には何をしても許される。そんな心理状態から実行に移される行為であり、正義をおびやかす「悪人」を叩くことで、快感が生まれるようになっているそうです。
参照:MYLOHAS
まさに、自粛警察と呼ばれる人たちは、この正義中毒になっている可能性がありますね。
まとめ
正義感も行き過ぎれば悪になってしまいます。本当の正義とは何なのでしょうか?
誰かを叩くことよりも、手を差し伸べる勇気を持つことが大切なのかもしれません。
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