世界中で感染者が急増し史上最悪のパンデミックが起きていますが、震源地となった中国では感染対策のため、AI、ロボット、自動運転などの最新テクノロジーが投入され凄いことが起きていました。
布マスク2枚配布の日本との違いを見てみましょう。
中国の感染対策最新テクノロジー
震源地であり開発独裁と称される中国の感染対策における最新テクノロジーにはとくに目を見張るものがあります。
中国では武漢に限らず感染リスクを低減するという理由から、とくに非接触技術の実用化が進んでいます。
各都市では監視カメラと顔認証、個人ID、交通機関の利用履歴などを組み合わせ、個人の行動履歴を追跡し、感染者が利用した経路をマップ化する技術が一般向けに広く公開されています。
ドローンでマスク着用を呼びかけ
江蘇省内にある街中をドローンが飛び回り、マスクしてない市民を見つけて警告しています。
中国(Luoyang)での大規模な消毒活動。中国ではこうした徹底した検疫や消毒の他にも、ドローンを使って外出中の市民や子供たちにマスク着用や手洗いなどの衛生教育や、不要の外出を控えるようにとの呼びかけが行われてきたとのことです。#ロックダウン希望 #StayHome pic.twitter.com/97ttNWkz7n
— Tomoko Shimoyama (@TomokoShimoyama) April 1, 2020
サーモグラフィー搭載の防疫ロボット
ドローンの他にも街中ではサーモグラフィーを搭載した防疫ロボットが走り回り、マスク未装着者へ警告をしています。
【出動】サーモグラフィー搭載ロボット、マスク未装着者へ警告も 中国https://t.co/fG4lZ8UicU
この防疫ロボットは、顔認証や検温などの機能を備えており、マスクをしていない人を見つけると警告も行うという。 pic.twitter.com/HkrMgsFYoI
— ライブドアニュース (@livedoornews) February 23, 2020
医療機関の物資の運搬に無人配達ロボット
武漢や北京などの都市部では無人配達ロボットが多数投入されました。
医療機関への物資の配送が主な仕事となり、武漢第九医院 のケースでは1日の配達量のうち50~70%を無人配達ロボットが担当したそうです。
また、北京では餃子の無人配送車も登場しました。
屋外でちゃんと走ってるなら大したもんだ。
RT 中国の自動配達ロボットスタートアップ、新型コロナで需要急増 https://t.co/MRCw6UTE8v @cnet_japanより
— 安藤 健/Takeshi Ando (@takecando) March 10, 2020
ライブコマースで売り上げが10倍
小売店への客足が減少するなか活躍したのはライブコマーズ(生配信販売)です。
上海にあるデパート「新世界城」は、Tiktokでライブによる販売動画を38時間にわたって配信。3万人以上が視聴し、この総売上は店舗における前週末の10倍に達したそうです。
抖音で新記録!スマーティザンCEOの初ライブコマース、2時間で売上16億円超 https://t.co/0tVWQ2EHoj
— 36Kr Japan@中国デジタル経済分野最大級メディア (@36krJ) April 2, 2020
無人レストランなら15分で36人分の料理が完成
中国の無人レストランに関しては2019年から話題になることが多かったのですが、感染拡大を受けて一気に拡大されました。
武漢では人が材料を事前に準備しておけば、15分以内に36人分の料理を調理するロボットも登場しました。
また、1度は消滅していた無人コンビニが復活し数を増やしています。
昨日、「BS1スペシャル「驚異の進化!AIロボットの世界~実用化の最前線を旅する~」を見た。内容としては、AIロボット凄いぞ!というよりも、AIロボットがどんどん導入されるので地球規模で仕事がなくなります、普通の労働者の皆さんご愁傷様です、という感じだったhttps://t.co/N7a9AJA6iv
— 印度洋一郎 Yoichiro Indo (@ven12665) May 13, 2019
1億人以上がオンライン授業
学校が閉鎖されたことにより、子供たちのためにオンライン学習が一気に広がりました。
また、AIを使ってテキストの読み聞かせや宿題の個別指導ができる学習システムも公開されています。スマートスピーカーと連動しており無料で利用できます。
いいな
中国、新型コロナ対策で小中高生1億8000万人がネット授業https://t.co/2AIS8W36L8
「小学校の授業は国営テレビチャンネルで放送。中高生はオンライン学習プラットフォームを使い、教育課程に基づく12科目169本の授業を受けられる。教師は新しい教材を追加し、プラットフォームの更新を継続」— 小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) (@jaguring1) February 18, 2020
ただし、最近ではオンライン授業を逆手にとった行動も問題になっています。
オンライン授業を逆手に取った行動が増えるほど、浸透している中国の教育現場。新型コロナウイルスで「教育が止まりかねない」現状を日本はどう乗り切るのか?pic.twitter.com/pSALnsFlHV
— あいひん (@RapelTheBabylon) March 30, 2020
ウェブ会議が急速に広がる
リモートワークも一気に加速し、 大手 IT 企業が相次いでリモート会議ツールを公開しています。
コーヒーを飲みながらメール処理をしてたら、いきなり中国のスタッフが天津オフィスの技術者とウェブ会議始めた。正しい使い方(笑)偉い。 pic.twitter.com/VSF7BeYE
— 間下 直晃 @ ブイキューブ (@naoaki_mashita) June 6, 2012
深夜の大規模な消毒活動
深夜になると消毒液を散布するトラックが市内を走りまわり、大規模な消毒活動を行いました。
中国(Luoyang)での大規模な消毒活動。中国ではこうした徹底した検疫や消毒の他にも、ドローンを使って外出中の市民や子供たちにマスク着用や手洗いなどの衛生教育や、不要の外出を控えるようにとの呼びかけが行われてきたとのことです。#ロックダウン希望 #StayHome pic.twitter.com/97ttNWkz7n
— Tomoko Shimoyama (@TomokoShimoyama) April 1, 2020
中国以外の感染対策に投入された最新テクノロジー
中国に次いで最新テクノロジーが投入されているのがアメリカです。スーパーコンピューターを使ったウイルス解析やAIを使った新薬開発も進んでいます。
アメリカワシントン州の病院では遠隔操作型の診療ロボットが初めて感染患者に投入され、ニューヨークでは感染の可能性を診断してくれる相談ロボットを該当に配置し、タイムズスクエアなどで多くの観光客を診断しました。
また、アメリカではオンライン学習は普通に始まっており、韓国でも4月からオンライン授業で学校を再開します。
日本では厚生労働省がオンライン診療の準備を進めている段階です。
まとめ
布マスク2枚を配布する日本の感染対策と、世界の感染対策では大きな差が出ています。
この状態であっても、 緊急事態宣言の発令せず、学校を再開する日本政府は、今後世界から非難の的になることは間違いありません。
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