小説家の川上未映子さんが乗り合わせたエレベーターで、いきなり老人男性から「三階!」と偉そうに命令され「自分で押せよ」と言い返したツイートが話題になっています。
ネットでは「老害」「世間知らず」「カコイー」といった声が寄せられています。
小説家の川上未映子さんが体験した老人男性とのトラブル
小説家の川上未映子さんがたまたま乗り合わせたエレベーターで、いきなり老人男性から「三階!」と偉そうに命令され、カチンときた川上さんが「自分で押せよ」と言い返したツイートが話題になっています。
ジムのエレベーター。老人男性、老人女性、私の順で乗り。すると男性が「三階!」といきなり偉そうに命令したので「自分で押せよ」と言ったら予想外だったのか壮絶に狼狽。しかし私も三階なのでそのまま睨み合いの塩梅に。最終的に老人女性が押してくれたけど、あれ二人だけやったらどうなったん…。
— 川上未映子 (@mieko_kawakami) July 4, 2020
でもこれは公共空間あるあるです。前も予約ボードのところにいたら「ペン!」って当然のように言うので「あんたの部下じゃねえんだよ」って言い返したらこの時も倒れそうなくらいに狼狽した。自分より若い女性は誰でもどこでも遣っていいし従うと思ってる。そんな訳ないだろ。世間知らずの成れの果て。
— 川上未映子 (@mieko_kawakami) July 4, 2020
ネットでは「老害」「あるある」「カコイー」といった声が寄せられています。
ネットの反応
川上未映子さんの対応を知ったネットの反応を見てみましょう。
ずっとそういう口調で
生きてきた人なんでしょうね刺激を与えて差し上げて
良かったと思います化石化してた脳が
少し活性化したかも…— 蒼空 0205 (@aozora0205) July 4, 2020
高齢男性はベビーカーにも譲らないし開くボタン押してあげていても会釈もせず降りていく人が多いですね。ハワイのホテルのエレベーターで90近いお爺さまが率先してまず私、次いで奥様、私の夫が降りるまで震える指でボタンを押し続けて下さっていたのが忘れられません。タキシードを着た紳士でした。
— さくらこ (@sakurako9125) July 4, 2020
「三階押してください」と言えれば、何事もなかったのにね…
7文字はちょっと難しかったかな😅— マヨ (@seaflat1984) July 4, 2020
老害によって浸食される日本
目まぐるしく移り変わる時代のなかで、新しい社会的な価値観や道徳、ルールが次々と塗り替えられていきます。
しかし、いつまでも古い価値観やルールをに捕らわれたまま、新しい時代の波に乗れずに様々なトラブルを起こしてしまう高齢者のことを、いつしか「老害」と呼ぶようになりました。
組織や社会で幅を利かせすぎて言動が疎まれる高齢者、あるいは、傍若無人な振る舞いによって若者に必要以上の負担や迷惑をかけている高齢者などを指す表現。ひらたく言えば迷惑な老人を侮蔑交じりに指す表現。
出典:weblio辞典「老害」
今では社会において迷惑な振る舞いをする老人を指す言葉として用いられています。
世間知らずと言ってしまえばそれまでですが、この「老害」が時にはとんでもな事件を引き起こすことがあります。
毎週のように報道される高齢者の交通事故もそのひとつで、忘れることができないのは池袋で起きた暴走事故です。
まともに車を運転できる体でもないにも拘わらず、高級ランチを食べに行くために車を運転しコントロールできずに暴走…多くの人にケガを負わせ、何の罪もない母と子を殺した挙句、それを「車のせい」にして自らの過ちを認めない老人による殺人事件です。
これは決して交通事故などではありません。過失運転致傷事件です!
多くの人は小さな頃に、親や学校の先生から「お年寄りを大切に!」と教えられたはず。しかし、今では「お年寄りには気をつけろ!」と教えるのが正しいのかもしれません。
世界でも類を見ない超高齢化社会を迎えている日本、日常生活のなかで高齢者とのトラブルはますます増えていくことでしょう。

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