富士フイルムがアビガンの治験を始めることが分かりました。
すでに中国の研究チームはアビガンの治療を開始しており一定の効果が確認できています。
アビガンは感染拡大に歯止めをかけることができるのでしょうか。
アビガン治験開始
3月28日の記者会見で、安倍首相は効果が期待できるアビガンについて「正式に承認するにあたって必要となるプロセスを開始する」と発表しました。
そして、富士フイルムがアビガンの臨床試験(治験)を始めることが分かりました。
新型コロナ治療薬 「アビガン」承認へ研究後押しへ 政府 #nhk_news https://t.co/vgMaRq4zof
— NHKニュース (@nhk_news) March 29, 2020
このニュースを見て「遅い」と思った人も多いのではないでしょうか?
しかし、これは他の新薬と比べたら、とてつもなく早いスピードなのです。
おそらく予備の投与で明確に有効性が確認できたので、治験の段階に入ったと考えられます。治験は承認へ向けての最終段階です。
治験では禁忌や副作用など、具体的な服用方法を明確にするもので、いよいよ正式な治療薬として認められるのです。
ネットの反応は?
アビガンの治験開始のニュースを見たネットの反応を見てみましょう。
富士フイルム~😭😭😭
なんかもう胸熱すぎて泣きそうコロナのニュースで心がずーんとなってたけど、こうやって頑張ってくれている方々の存在が本当に有難いなぁ……
本当に皆様、カッコイイです…!!#アビガン治験開始— きゃさりん@無職を満喫中 (@cocoaissweet) March 30, 2020
「アビガン」治験開始。催奇形性の恐れがある為妊婦は禁忌、妊娠希望の人には厳重に投薬指導を要する。と書かれているがこの薬、男性の精液中へ薬剤成分が移行するとも書かれている。しかし、世間で流れる情報、記事には男性側にも厳重な投薬指導が必要なことは書かれていない。
— qe2h376z (@c71rym) March 28, 2020
アビガン治験開始みたいだけどこれ劇薬だし妊婦使えないし精子減少したり奇形産まれる可能性があったり色々リスクあるけど何より感染しない事が一番やね…
— マユ🌸 (@Mayutney) March 30, 2020
中国の研究チームでは効果あり
中国・武漢大の研究チームでは、7日間で7割の回復が確認されています。
インフルエンザ薬「アビガン」が新型コロナウイルスに感染した肺炎患者の治療に有効だとする研究成果を中国・武漢大などのチームが23日までにまとめた。軽症者に限ると投与後7日以内の回復率が7割を超えた。多くは4日間で症状が消えた。チームは「高血圧や糖尿病など持病がある人には、早期の症状改善が重要だ」として、有望な薬剤だとしている。中国は既にアビガンを政府の診療方針に採用することを表明している。
出典:共同通信
この発表のポイントは「軽症者」に限ってという点です。
アビガンはウイルスの複製を阻害する製剤なので、体内でウイルスが増えてしまってから投与しても効果は薄いということ。つまり重症化する前に投与する必要があるのです。
いわゆる症状のない軽症者を判断するには、検査数をどんどん増やしていくしか方法がありません。
アビガンが承認されたタイミングで、日本国内でもどんどんPCR検査が行われるようになるかもしれません。
まとめ
1日も早くアビガンが正式に承認されるように願うばかりです。
そのためにも、今は外出を自粛して感染拡大を少しでも遅らせることが大切だと思います。
コメント