アビガンを300例に投与!軽中等症9割、重症6割に効果があったと学会で発表

アビガンを300例に投与!軽中等症9割、重症6割に効果があったと学会で発表 ネットの話題
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日本感染症学会の緊急シンポジウムで、アビガンを患者に投与した状況について報告があり、軽中等症9割、重症6割に効果があったと発表されました。

富士フィルムが開発したアビガンが世界の救世主となるのでしょうか?

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アビガン、軽中等症9割、重症6割に効果

4月18日、日本感染症学会の緊急シンポジウムが開かれ、藤田医科大学の土井洋平教授からアビガンを患者に投与した状況についての報告がありました。

この報告によれば、軽中等症9割、重症6割に効果があったとのことです。

特効薬はなく、別の病気の治療に使われている薬の投与が行われていて、藤田医科大学の土井洋平教授は、インフルエンザ治療薬の「アビガン」を患者に投与した状況について報告しました。
それによりますと、アビガンを投与された300人のうち、軽症と中等症の患者ではおよそ9割、人工呼吸器が必要な重症患者では6割で2週間後に症状の改善が見られたということで、土井教授は現在行われている治験などでさらに効果を確かめる必要があるという考えを示しました。
出典:NHK

改善の程度にもよりますが、軽中等症9割、重症の6割改善というのは、もの凄い数字です。

軽症者に投与すれば重症化も防げるわけで、かなり明るい展望が開ける可能性が高まったとも言えるでしょう。

ただ、ぬか喜びにならないように、一人一人がアビガンがどんな薬なのか知っておく必要もあるのではないでしょうか?

ネットの反応は?

学会でのアビガンの報告を聞いたネットの反応を見てみましょう。

とても多くの方が、アビガンに期待を寄せているようです。

アビガンはいつ使えるようになるのか?

アビガンは現在、承認に向けての臨床試験が急ピッチで進められており、6月末の最終臨床試験の結果を待ってから正式に承認される見込みです。

現在も希望者にはアビガンを使用することができますが、あくまで未承認の薬のため様々な制約もあるようです。

とくに、アビガンの副作用で奇形児が生まれる可能性が指摘されていることから、すべての医師が推奨しているわけではないようです。

もし、アビガンによって薬害が発生した場合、国が責任をもって対応してくれるようにならないと、簡単には処方できない事情もあるわけです。

かつて日本でも1958年から販売された睡眠薬イソミンと胃腸薬プロバンMに含まれるサリドマイドによる奇形児が生まれる事件がありました。

妊婦が服用した場合にサリドマイド胎芽症の新生児が生まれ催奇形が判明したため、世界規模の薬害サリドマイド禍が起こり、1962年に販売停止になりました。

薬害が出ないようにするには何年もかけないと本当のことは分からないのです。また、女性がアビガンの服用を決断することも、大変な勇気のいることでしょう。

「感染者全員にアビガンを飲ませればいい」という意見もありますが、それほど安易なものではないのかもしれません。

まとめ

アビガンは本当に世界の救世主になるのでしょうか?それとも…

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