日本伝統のおせち料理にはひとつひとつ深い意味が込められています。
これまで何気なく食べていたおせち料理の由来を知ると、日本のおせち料理の奥深さを知ることができるでしょう。
おせち料理に込められた意味と三段の重箱に詰めるコツをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
日本伝統のおせち
おせち料理は漢字で「お節料理」と書き、もともと五節句のときに「五穀豊穣」や「家内安全」などを祈って神様にお供えした料理のことです。後にお正月だけに、おせち料理として残っているのです。
昔からおせち料理は、お正月に女性が台所に立たなくていいようにと保存が効くものが多く作られています。
本年のおせち。数の子漬、黒豆煮、金柑の洋風甘露煮、松前漬、酢蓮とパプリカ、海老のつや煮、赤かぶ漬、柚子と干柿のなます、鰤の照り焼き、栗金団、お煮しめ。買ったもの、酢蛸、チョロギと小梅、紅白かまぼこ、伊達巻、田作、鰊の昆布巻。#Twitter家庭料理部 pic.twitter.com/uY59B50Cyt
— kazh (@kazhomely) January 1, 2019
日本伝統のおせち料理に込められた意味と定番のお料理を見てみましょう。
一の重に入れるおせち料理
一番上の重箱には、黒豆、数の子、田作りの「三つ肴(みつざかな)」や甘いきんとんなどの口鳥を中心に詰めます。
三つ肴とは正月の「祝い肴(祝膳の酒の肴)」のことで、ほとんど全国共通ですが関西では黒豆がたたきごぼうに変わることが多くあります。
数の子
塩数の子はニシンの卵巣を塩漬けにしたものです。 ひと腹の卵の数が多いことから「子孫繁栄」のねがいをかけた縁起物として食べられています。
各種メーカーの塩数の子・味付け数の子を販売中‼️#塩数の子 #味付け数の子#おせち #明石 #魚の棚 #座古海産 pic.twitter.com/xTBmWPkWdp
— 明石魚の棚 座古海産 (@zakokaisan) December 17, 2019
黒豆
黒豆は語呂合わせで「まめに(健康に)暮らせるように」との願いが込められたものです。弱火でじっくり見ることでふっくらとした仕上がりになります。
おはようございます⛅️
たくさんの黒豆たちがお正月の食卓に並べられるのを待ちわびております!!
美味しいおせち料理を作りましょう🎍✨
今日も一日よろしくお願いします!! pic.twitter.com/jxLvAv90lk— 道の駅但馬のまほろば (@mahorobatajima) December 19, 2019
栗きんとん
きんとんは、漢字で「金団」と書き、その黄金色から金銀財宝を表しています。そこから「富を呼ぶ」という願いが込められているのです。
みかんジュースとクチナシ入り栗きんとんを、作って見ませんか?
おせち料理にはそれぞれ薬膳的理由がある気がします。お芋は脾 (胃や消化器)を養い、栗は腎を養います。
ただ食べ過ぎると、逆にもたれてしまいます。
それで胃の熱を取るクチナシで胃の熱をとります。https://t.co/4AdVpFyP0n pic.twitter.com/b5ZPASvtxz— 植松光子 アトピー不妊のウエマツ薬局 (@uematsu_kanpo) December 18, 2019
たたきごぼう
ごぼうはその形から「細長く慎ましく生きる」という縁起を担いだ食材です。たたきごぼうは、関西では三つ肴のひとつです。
実家でのクリスマスパーティーと【簡単!おせち料理】レンジでたたきごぼうと、黒豆クリームチーズ|https://t.co/DcRC2lx1aw
— kiyumi (@kiyumi05121221) December 18, 2019
田作り
田作りはカタクチイワシの稚魚の乾燥品です。別名「五万米(ごまめ)」とも言われ、語呂合わせで「五穀豊穣」の願いが込められています。
田作り(ごまめ)の作り方!
手作りおせち料理に是非
冷めてもサックサクに仕上がる方法ですhttps://t.co/svyEg72EPy#お腹ペコリン部 #Twitter家庭料理部 #簡単レシピ #料理好きな人と繋がりたい #料理動画 #飯テロ #モッパン #フードポルノ #Foodporno pic.twitter.com/QcmpQmy6EG— ぽちゃぽちゃチャッキー (@chakandgane) December 12, 2019
紅白かまぼこ
紅白かまぼこは縁起のいい彩りなので、おせち料理には欠かせません。切り方や並べ方で盛り付けのアクセントにもなります。
まだ間に合う❣️ #おせち に最適な単品詰め合わせ✨️✨
【いちまさ】送料無料 特選おせちセット 2020 予約 インスタ映えするワンプレートおせちに最適な単品詰合せ![紅白かまぼこ/伊達巻/錦玉子/寿なると巻き/松竹梅かまぼこ] 4~5人前 #いちまさ 楽天市場店 https://t.co/IsRquCMhmS
— ざっきぃー✩.*˚ (@278etsu) December 19, 2019
二の重に入れるおせち料理
本来、二の重には口代わりと呼ばれる海や山の幸を合わせた酒の肴が詰められました。最近ではもともと三の重入れられていた焼き物や煮物が二の重に詰められるようになっています。
海老のうま煮
海老には「腰が曲がるまで末永く」と長寿の願いが込められています。爪楊枝を使って「つ」の字にして、色合いよく仕上げましょう。
【おせちを格上げ】しっとり絶品「海老のうま煮」が簡単豪華! https://t.co/dpVBsAh5zX #クックパッド pic.twitter.com/hM2NMHOJRw
— クックパッドニュース (@cookpad_news) December 29, 2017
昆布巻き
昆布は「よろこぶ」に通じて縁起がよいとされています。具は肉類や野菜など様々ですが、お正月なので鮭やマグロを巻いて豪華に仕上げましょう。
海老と数の子が好きです^^* pic.twitter.com/Be8FEvEJXI
— ひろすけ (@k_2go_hirosu) December 14, 2019
伊達巻
巻きものは「書物」に通じ「文化発展」の願いが込められています。また、伊達は女性の着物の模様からついた名前とも言われています。
家族で楽しむお正月の食卓にぴったりの ミニオンのかまぼことバナナ味の伊達巻の詰め合わせ新商品 「おせちセットミニオン」2019年12月25日(水)より全国で発売 https://t.co/RRTvvUSYC9 pic.twitter.com/wF2zke4miA
— 相互@Seven Angel Magik [魔術・呪術・魔法] (@kzskasa) December 18, 2019
松風焼き
けしの実を食った表面が賑やかなのに対し、裏側が寂しいことから「うら寂しい松風の音」から連想し、この名前がついたそうです。
チェッカー柄に見えたら嬉しい鶏の松風焼き(おせち)( ̄▽ ̄) pic.twitter.com/87kDLNSzKB
— mannma (@asuhumi) December 30, 2016
紅白なます
鮮やかな紅白話おめでたい時に飾る紅白幕と同じで「平和・平安」の意味があります。
あ!おせち!
このレシピで作ってみよう✨
そろそろ段取り表書かないとなぁ〜
(去年は初挑戦、段取り不足で徹夜みたいになった)週末、夫婦でおうち食堂 Vol.19「おせち料理に挑戦。黒豆 と 紅白なます」 @nextweekend_jp https://t.co/oQklxVSfVi
— Mio (@mio_pote_) December 19, 2019
さわらの西京焼き
さわらは漢字で「鰆」と書き、新春にぴったりの魚です。また、西京焼きは冷めても美味しい味付けなので、おせちに向いています。
【ブログを更新しました。】
おせち講座の写真から(1) 鰆の西京焼き 波串の打ち方 https://t.co/LDsvQvj2sD pic.twitter.com/H02rq1hXKX— マクロ美風 (@macro88) November 20, 2019
リンゴかん
旬のりんごを使って作る口取り菓子です。さっぱりとしているので、おせち料理のアクセントにぴったりです。
大掃除をほったらかして、おせち作り!
毎年、思うけど伊達巻、黒豆、栗きんとん、曙かん(リンゴ)に結構な量の砂糖を使うんだけど、売っているのと比べて全然甘くない❗売っているのにはどれだけ糖分が入ってるんだろう❓ pic.twitter.com/ini18y4Ndu— Masayasu Imai (@msysimai) December 30, 2014
三の重に入れるおせち料理
三の重にはお煮しめを詰めます。本来、三の重には焼き物などのご馳走を詰めていましたが、最近では焼き物は二の重へと移り、四の重だったお煮しめが三の重へと移りました。
お煮しめ
お煮しめは、おせちの原点になるお料理で、おめでたい材料をしっかりとダシの効いた煮汁で煮ます。火の通りにくい材料は素揚げしてから使いましょう。
こんばんは~♪🌙🌃
お煮しめ🎍完成~~♪😊
おせち作り続く…(o´Д`)=з
あ~、男になりたい!笑笑(*´∀`)今年も、あと1日になりましたね!😱💦
明日は1桁気温で、寒い1日になりそうです。😰
暖かくして、お休み下さいね♪
…😪😴💤…沢山のいいね💗ありがとうございます♪😉💕#お煮しめ pic.twitter.com/uZJjA6p7LD
— ♥まなみん♥∗*゚ (@manamana1207k) December 30, 2017
お正月料理の雑学
おせち料理にも関係する、お正月料理の雑学を見てみましょう。
祝い箸
お正月のお箸は柳で作られた両端が細く、真ん中が太い丸箸を使います。どちらの端を口に入れてもいいのですが、片方は神様、もう片方は人間が食べるためとされています。柳は「家内喜(やなぎ)」と書き、縁起を担ぐには以前の時に使われます。
鏡餅
年神様へのお供え物として大小の丸いお餅を床の間などに飾ります。昔、鏡は丸い形をしており、魂を象徴する神器だったことからこの名前がついたそうです。大小のお餅を重ねて載せることは、太陽と月、陽と陰、男と女を意味していると言われています。
1月11日の鏡開きには、お供えしていた鏡餅を下げ、割って食べます。完走してカチカチになったお餅は、叩いて割りましょう。縁起物なので言い回しは、あえて切るや割るとは言わず開くと表現します。
まとめ
最近のおせち料理には洋風なものも数多く出ていますが、やはり日本のお正月には縁起の良い伝統のおせち料理がぴったりです。定番のおせち料理で新しい年を迎えましょう。
コメント