無印良品はプラスチックごみ削減の取り組みとして「自分で詰める水のボトル」を販売し、同時に店舗で給水サービスも開始すると発表しました。ただし、給水機から供給されるのは水道水。
ネットでは「え?え?」「意味わからん」「水道水って…」といった声が多く寄せられています。
無印良品が給水サービスをスタート
無印良品は、プラスチックごみを削減する取り組みのとして7月1日から「自分で詰める水のボトル」(税込190円)を販売すると発表しました。
同時に無印良品の店内に給水器を設置し給水サービスも開始するそうです。ただし、給水機から供給されるのは水道水…
「給水サービス」開始のお知らせ
無印良品は7月1日(水)より、プラスチックごみを削減する取り組みの一環として、無印良品の店内に給水機を設置し、店舗での給水サービスをスタートします。https://t.co/x9tPfEeuJI— 無印良品 (@muji_net) June 24, 2020
無印良品はマイボトルを持参してもらうことで「環境や健康について考えるきっかけとなることを目指す」としているそうです。
ネットでは「え?え?」「意味わからん」「水道水って…」といった声が多く寄せられています。
ネットの反応
無印良品の給水サービスを知ったネットの反応を見てみましょう。
フィルターに通した水道水…。天然水なら惹かれたけどなぁ。
— 虹のカケラ (@haruurara6174) June 24, 2020
無印良品に問い合わせたところ、
「弊社商品でなくてもお持ちのマイボトルや水筒でご利用いただけます」
との返信がきました。— kawasan (@kawasan_y) June 24, 2020
コロナ時代にこれは危険じゃないか
会社の共有スペースにあったウォーターサーバーで風邪が移って以来、あまり信用していない
— KyL🌏ひとりで生きていく(仮) (@KYL_desu) June 24, 2020
売ってる水って水道水より安全性の基準が低いから、信頼できない水を買うくらいなら水道水を浄水した方がいいって言うね。
→「無印良品」が天然水と炭酸水を自主回収、発がん性が疑われる臭素酸が基準値超え https://t.co/7UpYrOunsJ
— eegra (@eegra) February 22, 2019
今回の水道水を売るというビジネスは、無印良品の生活に対する思想哲学に合致するのか謎。
— さむわん (@he_his_him_his2) June 24, 2020
プラスチックごみを削減する取り組み
プラスチックごみを削減する取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)にも示されている「海の豊かさを守ろう」「陸の豊かさも守ろう」にも繋がる取り組みです。
コンビニ各社がレジ袋の有料化をするなど、様々な企業がプラスチックゴミを削減する取り組みをはじめています。
とくに深刻なのは海洋プラスチックごみの問題です。
このままプラチックごみが放置され続ければ、2050年には海洋プラスチックごみの量が海にいる魚を上回る可能性があるとも指摘されているのです。
島根県のある砂浜に貝がらを拾いにいったんだけど、そこは漂着したプラスチックごみばっかりだった。
もう使い捨てプラスチックやめようよー。企業がプラスチック包装をやめてくれないと一般の消費者は選択肢がほぼ無いんです。 pic.twitter.com/6HF74AdnHN— aicaaaaat (@backchackers) June 21, 2020
もちろん、影響は海だけではありません。
Don’t let YOUR plastic waste become dinner for these monkeys🙊‼️
Illegally dumped #PlasticWaste has an appertizing smell for the monkeys who think it’s food🥤
The monkey poop💩 is full of plastic
野生ザルの食事は
違法に捨てられた #プラスチックごみ‼️
プラごみだらけの うんち💩 pic.twitter.com/RVU0oXpLBg
— NATURE’S PLANET MUSEUM / Fujiwara Koichi 藤原幸一 (@NATURESPLANET1) June 23, 2020
こうした問題はいずれ私たち人間にも影響が出てきます。
人間は毎週クレジットカード一枚分のプラスチックを摂取しているという報告があり、ウィーン医科大学などの研究チームによれば、日本を含む8カ国で採取した8人全員の便からマイクロプラスチックが検出されたとの研究結果が発表されています。
プラスチックゴミを減らす取り組みに対して、「レジ袋有料化は単なる金儲け」「なんでレジ袋の代金を負担しなきゃいけないんだ」「紙袋に代えればいいのでは」と考える人がいるかもしれません。
しかし、レジ袋を紙袋に変えれば、今度は紙を作るために森林伐採という問題が浮上してくるでしょう。
まずは、いま世界で起きているプラスチックゴミ問題の真実をしっかりと知ること。そして、何が最善の方法なのかをひとり1人が真剣に考えていく必要があるのではないでしょうか。

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