演算速度世界一を獲得したスパコン「富岳(ふがく)」が、数十種類の新型コロナ候補薬を発見したと話題になっています。
ネットでは「さすが世界一」「要は使い方次第」「2位じゃダメ」といった声が多く寄せられています。
スパコン「富岳」が新型コロナ候補薬を発見!
理化学研究所が富士通と共同で開発したスーパーコンピュータ「富岳(ふがく)」が、演算速度競う世界ランキングで1位を獲得したニュースは、最近の低迷する日本経済の中で大きな朗報となりました。
そんなスパコン「富岳」が、早速、新型コロナ候補薬を数十種類も発見したと話題になっています。
新型コロナ候補薬、スパコン富岳で数十種類発見 理研 https://t.co/N1r8bucpAU
これまで新型コロナの治療薬候補に挙がっていない薬も多く含まれ、日本の企業が開発した薬が最も阻害効果が高かった。具体的な製品名は明らかにしていない。12種類は既に海外で治験が行われているという。
— 産経ニュース (@Sankei_news) July 3, 2020
記事によると、スパコン「富岳」は約2千種類の既存医薬品のシュミレーションを行い、新型コロナに有望な数十種類の薬を特定したそうです。
先代のスパコン「京(けい)」でも1年かかる大規模シュミレーションを、「富岳」はわずか10日で実施したそうです。
ネットでは「さすが世界一」「要は使い方次第」「2位じゃダメ」といった声が多く寄せられています。
ネットの反応
スパコン「富岳」の新型コロナ対策シュミレーションを見たネットの反応を見てみましょう。
富岳の活躍はや!!
🗻🇯🇵🖥— Tomo🇯🇵🎌 (@Tomo_Japan_) July 3, 2020
他国の猿マネで安堵してないで、次から次へと日本の独創的な研究結果を出さないと。富岳が速くても研究者の思考が遅いと人類に貢献しない。富岳はオモチャじゃないんだよ。
— AI猫📣啦啦队⁷ 💫🌏 🙀 (@JOAT2020JAN) July 3, 2020
理化学研究所と富士通との執念の研究の果実である「富岳」
このタイミングで世界一とは、ある種意味があるのではと個人的期待と注目をしていた。
タイミングが合ったという事は、他の意味がある!
AIと富岳とのCHEMISTRYで、新型コロナウイルスの増殖を抑える化合物を見つける筈!スパコンなめんなよ!— hidediary (@Hide_Diary1) July 3, 2020
日本はここからが時間かかるんだよな。事なかれ主義もほどほどにして欲しい。
— 森林 公輝 (@5taZXICKlAtuNkb) July 3, 2020
コロナが過ぎ去ったら、、、発毛に有効な薬の候補を、、おねがい。
— 野に立つ者 (@tycho_moon) July 3, 2020
スパコン「富岳」は南海トラフ地震予測も可能?
スパコン「富岳」の利用は新型コロナ対策のシュミレーションだけでなく、アルツハイマー病の新薬、新型バッテリーの開発、宇宙の謎の解明まで幅広い範囲で利用できるとされています。
とくに期待されているのが、ゲリラ豪雨などの局地的、突発的な気象予測や市区町村単位の気象予測、そして、従来は難しいとされた南海トラフなどの地震予測です。
これまで海洋機構では、海洋調査船や有人または無人の探査機を使い、南海トラフ周辺の海底の構造や近くにたまる歪みを把握 し、地震計や水圧計を設置し、それをケーブルで繋いだ監視網「DONET」で観察していました。
これにスパコン「富岳」の解析能力があれば、過去の地震情報と海底の構造、歪みの溜まり具合を組み合わせて分析でき、数ヶ月から1年後以内に巨大地震が起こる可能性を予測できるといいです。
さらに、地震が起きた場合、どの場所の被害が大きくなるかを詳細にシュミレーションできるので、地震直後の対策も立てやすくなると期待されています。

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